ネパール旅行記

2004.10.20 - 10.31

関西国際空港

ロイヤルネパール航空
時間のルーズさは世界でも有名らしい。台風の影響もあり予定を1日半遅れて離陸。シートは穴だらけでテレビがない。上海を経由してカトマンズまで8時間。

カトマンズ

Dwarika's Hotel
到着は夜、ここで1泊。創設者のドゥワリカ氏が伝統工芸を後世に残そうと収集したという調度品や柱、窓枠はすべてアンティーク。博物館の異名を持つ。


スワヤンブナートの仏塔
カトマンズ西部の丘の上にある有名な仏教寺院。金色のストゥーパには仏陀の眼が描かれている。ヒンドゥー教国に仏教思想がとけ込んでいるのだとか。


野良
ネパールに来て目につくのは、街を自由に歩き回る牛。ヒンドゥー教徒は牛を食べないと聞いてきたが、水牛は食べるんだって。

ルンビニ

聖園区
山岳国ネパールには鉄道がない。カトマンズから国内線でバイラワへ。空港から車で1時間ほど走ると、整備が進むルンビニの聖園区がある。

寺院・僧院
ルンビニには聖園を中心に日本や中国、韓国、ベトナム、ミャンマー、チベット、東南アジアやフランスなどの寺院や僧院が建設されている。

曼荼羅
天井や壁など、いたるところに曼荼羅などの仏画が描かれている。パタンというところから来たという職人さんはこの時も作業中。

お釈迦さま生誕の地
白い建物がマーヤー聖堂、その左にアショカ王の石柱が立っている。 手前の池はマーヤー(釈尊の母)が沐浴した池といわれている。

マーヤー聖堂
旧マーヤー聖堂を覆うこの聖堂はまだ新しい。内部には遺跡が保存され石版などが展示されている。仏陀生誕を描いた石像は1899年に発掘された。

アショーカ王の石柱
仏教に帰依したインドのアショーカ王が釈尊誕生の318年後に建立した石柱。石柱には碑文が刻まれており、仏陀生誕の地を裏付ける重要な遺跡だとか。

菩提樹
2500年以上の時を超えて?今なお悠然とそびえる菩提樹。根元には仏像が置かれ、タルチョ(経文が刷られた5色の旗)がはためいている。

ネパールの人びと

ネパリな人々
伊勢市内のネパール料理店「ルンビニ」のマスター、ラメスさんとの約束どおり、ホテルにご家族が迎えにきてくれた。旧ソ連軍払い下げというこの車は村有財産らしい。

ラメス家
ルンビニのホテルからは車で2時間弱、途中舗装された道もあったのですが・・・・・。
とにかく、なんとかお家にお邪魔をしました。

お祭り
ちょうどヒンドゥーの祝祭日、お祭りの習慣でラメスさんのおばあちゃんからおでこにティカをもらいました。

こどもたち
とにかく元気で明るい子どもたち。日中はおもてでクリケットをして遊んだ。ネパールでもこの地域はインドに近く、昼間はとにかく暑い。

家庭料理
自家飼育の鳥料理とネパールのお酒。裏庭のヤギさんの乳で煮出したチャイ(紅茶)など、地元の家庭料理をごちそうになりました。

現地ガイド
ガイドのタパ氏。私たちのガイドで「今年はティカをもらえない」としょんぼりでしたが、思いがけずティカをもらい上機嫌。

おもてなし
日本人客に配慮してか、ナイフやフォーク、コップ、お鍋などもきれいに洗ってくれていました。電気や電話も通じている。

ポカラ

カフェ
ポカラへ向かう途中に寄ってくれといわれたところはラメスのおじさまのお店でした。ブトワルというところのおしゃれ?なカフェ。お菓子もジュースも超甘。

マチャプチャレ
車で半日、山道を走りポカラへ。ホテルからアンナプルナ連峰を望む。マチャプチャレは標高6997m。最初、これがエベレストだと思っていた(笑)。

フェワ・タール
フェワ・タールはネパールで2番目に大きな湖。観光スポットでレイクサイドにはお土産店がならぶ。対照的に南西部の湖岸は森に覆われていて美しい。

バザール
レイクサイドのお店は値段が曖昧で粗悪品が多いらしく、町のバザール(市場)に向かうことにした。信号機はあるが交通ルールは浸透していないようだ。

New Bazaar
ポカラの繁華街、ニューバザール。ネパールのお店には値札の貼ってあるものはまずない.
すべて商談である。商談は彼女に任せるしかない。

国民性
バザールは地元の人々でにぎわう。サリーを注文して翌日、約束の時間に行ったら「採寸を忘れた」と言われ翌日出直すことに。日本人は時間にうるさい。

Saree - 着付け -
サリーの着付けを習う。サリーはブラウス・スカートと5mくらいの布からなる。女性はおでこにつけるティカや腕輪でおしゃれを楽しむそうだ。

カトマンズ

Mountain Flight
カトマンズにもどり、翌朝ヒマラヤへ約1時間のマウンテンフライト。フライトは早朝の方が気象条件がよい。「Buddha Air」は16人乗りで全員窓側。操縦室に入れてもらえる。

Mt.Everest

エベレストは中国語でチョモランマ、ネパールではサガルマタ。8000m級の山々が連なるヒマラヤ山脈では、どれがエベレストか見分けがつかない。

繁華街散策
ヤク&イエティホテルからは繁華街が近く、排気ガス対策のマスクを購入して散策に出かける。所在地がわからなくなるまで歩き、タクシーを拾った。

パタン

 美の
パタンには長い仏教の歴史がある。伝統建築が入り組む複雑な路地を歩くと金属細工、曼荼羅などの絵画、絨毯や木製玩具などの作業場やお店が立ち並ぶ。

 女性を抱く仏像
そういえば、ルンビニにはこれに似た女性を抱く仏像があった(上記)。ルンビニの壁画を描いていた絵師もパタンの人だったな。

 ダルバール広場
チョークといわれる複雑な路地や中庭を抜けるとダルバール広場に出た。東側には旧王宮が位置し、西側にはたくさんの様式を用いた寺院がならぶ。

 マッラ王の石柱
マッラ王の見つめる先は1700年から建つ王宮。奥に見える石造の寺院はクリシュナ・マンデール。レンガと木でできた他の寺院と違いインド様式。

 地酒
ロキシーという地酒。
ネパール最後の夜は36の民族が混在するといわれるネパールのさまざまな踊りを現地のどぶろく?で。

Namaste

 ナマステ

帰りのロイヤルネパールはスムーズに飛び立ちました。上海を経由し、大勢の中国人客が降りると機内は広々、無事に関西空港へと帰ってきました。

Dhanyabad

 ダンネバード
ネパールでは「こんにちは」も「さようなら」も「ナマステ」。「ダンネバード」はありがとう。この旅で出あった人たちに「ダンネバード」。